去年から比べたら意外に暑くない北海道ですが、皆様はどの様にお過ごしでしょうか?
さて、今回は小さな傷にコーティングを塗布すると傷は消えるのか?について検証してみました。
今回なぜ、この検証かと言いますとたまたま社用車で乗っている【N-BOX】のドアハンドル周りが傷まみれだったために実験開始です。
早速、施工前後の写真です。
上の写真が施工前です。
この車は中古で購入しているのですが、全オーナーは女性だったのかも知れません。何故かと言うと先日所用で某ホンダディーラーに立ち寄った際に『爪の長い女性などがよく気付かずに引っ掻く事が多いです』と営業マンが言っていました。そのために最近ではどのメーカーでもこの位置に保護プレートの様なものをオプションとして用意しています。
もちろん日産車にも専用のプレートがありますが、私はつけてはいません。理由は二つ。
一つ目は、個人的に格好悪いと感じるから。
車の色が白や黒ならしっくりくるのですが他の色だとそこだけ浮いて見えてしまうからです。例えば赤い車のハンドル4箇所だけ白や黒ってのはちょっと・・・。
あくまでも個人的意見です。実は先ほどの某ホンダディーラーでの純正オプションは透明なプレートと言うよりはシートの様なものがあり、車のボディー色が損なわれる事なく傷を防止出来るものになっていました。たまぁに、他メーカーのディーラーによる事により、なぜ日産車ではないのか?と言う疑問にぶつかります。絶対に需要があると思うのですが。
二つ目は、他の所有車である【アリア B9 e-4ORCE】【オーラ】【セレナ】は全て事前に特殊コーティングであるワンラップコートを塗布済みだからです。
特に【アリア B9 e-4ORCE】はワンラップコート塗布後にさらに1層皮膜を作るイオンコートも施工しています。ワンラップコートについては直接調べてみてください。とても良いコーティング材で弊社は【建築用】を主に使用しています。もちろん上の3車種に塗布したものは【車両用】の物です。【建築用】と【車両用】とで何が違うかというと大きい違いは【車両用】には紫外線吸収剤が入っているが【建築用】にはそれが入っていないと言う事です。
そこで今回、【N-BOX】にワンラップコートを塗布してみます。あいにく【車両用】の在庫が切れてしまったために【建築用】を使用しますが仕上がり具合は変わりません。
下の写真が施工後です。
どうでしょう?一応施工前後で比べると傷が消えて綺麗になっている様に見えませんか?
この様な状態に仕上げる事ができるのは別にワンラップコートだけではありません。世の中に出ている多くのコーティング剤で可能です。コーティング剤に限らず昔からあるワックスなどでも十分対応可能だと思います。ただ、傷が消えたかに見えますが消えたわけではありません。それはワンラップコートに限っての事ではなくどの材料を使用しても同じです。上から再度塗装をしない限り消えることはありません。あくまでも【見えづらくなった】だけです。ではなぜ傷が見えづらくなったのかと言うと、専門家ではないので正確ではありませんが、細かな傷の中にコーティング材が入り込み光の乱反射で目にみえる小傷が見えづらくなっているらしいです。この説明が合っているのかは分かりませんがそれに近い理由だと思います。
とは言え、小傷が目立たなくなっているのは確かです。これは車に対してだけ有効と言うわけではありません。弊社は夏季期間にマンション大規模修繕工事のアフター点検業務のお手伝いしている事があります。そこで、入居者の方にバルコニー手摺に付いている小さな傷についてのご質問を受ける事が結構ありますが、同様のご説明をして傷が目立たなくなる事をお伝えしています。もちろん、バルコニーは共用部に当たる為にご自身でその施工をして良いのか悪いのかは管理組合様にご相談いただく事を前提での説明となります。
今回はコーティングで小傷は消えるのか?の検証をしてみました。
結果は、【消えてはいないが見えづらくなってはいる】でした。