今回は、先日施工させていただいた【ニセコ杢の抄】様の施工のご紹介です。
こちらの大浴場は、水垢付着と傷つき防止の為に鏡に親水性のガラスフィルムを施工されていました。
ただ、正直なお話、ガラスフィルムでも水垢は付いてしまいます。そして水垢を落とそうとすると傷が付きます。
一般的に親水性を保つコーティングなども同じですが、表面強度が非常に弱くなりますので通常清掃時にも気を使い柔らかいスポンジのようなもので清掃をしなければいけません。
ですが、施設様も限られた時間の中での清掃で部位により道具を変えるのは効率的に良いとは思えません。
今回の施工以外で他社様でも同じように浸水フィルムを施工したが傷が付き、その傷に水垢が引っかかて付着していくというお話を最近よく聞きます。
前置きが長くなりなましたが、今回はそのフイルムを一旦剥がして、弊社で通常施工している方法で水垢除去をしました。
また、鏡本体の表面を磨いたいるだけで何かを塗布したり貼ったりしているのではないので、清掃時も他の場所の清掃道具をそのまま使用することも可能です。
今回のこちらの場合ですと、写真に写っている壁や御影の台座などと同じ清掃道具で清掃が可能となっています。
フイルム施工の相場価格はわかりませんが、施工時にはまず付着している水垢をきれいに除去しなければならない為にそれなりの時間とコストが必要になると思われます。
弊社の場合、半年に一度程度のメンテナンス施工をご提案させて頂いておりますが、こちらの方がランニングコストも踏まえると安価になるかと思われます。
① 施工前の状態です。
鏡全体に傷があるのが判りますでしょうか?
② フィルム剥がし状態です。
鏡を割らない様、傷をつけない様に慎重に剥がして行きます。
この状態でもフイルムを剥がした箇所とそうでない箇所のクリア感の違いがわかります。
③ 水垢除去後。
施工後になります。
フイルムの粘着質とフイルム施工時に除去しきれていなかった水垢を綺麗に除去しています。
1枚目の施工前写真と比べて、クリア感があるのがわかるかと思います。
また、この写真はシャワーの水をかけた状態で水切りをしていません。
濡れた状態でもしっかりと浸水状態を保ち、鏡が使用できる状態を維持します。
施工に関しての、お問い合わせなどございましたら、笹嶋 sasajima@crescent-c.com までご連絡ください。
道内の試験施工に関しましては一部を除き、無償試験施工を実施しております。